クシタニ レギュレータージャケット系統の件

上 レギュレーターライトジャケット
下 レギュレータージャケット

上のジャケットは2021年春夏モデルのK-0701レギュレーターライトジャケット、下が2022秋冬モデルのK-0708レギュレータージャケットです。

ますは、レギュレーターライトジャケットから。

K-0701レギュレーターライトジャケットは、2021年春夏モデルから発売されたモデルで、ライトの名の通り、革ジャンとしては珍しくゴート革を使用したモデルで、一般的なレザージャケットで使用されるステアやホルスといった牛革ではないため、薄く軽量な仕上がりとなっているライディングジャケットです。また、革ジャンとしては珍しくパーカースタイルであり、硬派なイメージとは正反対な優しいイメージのジャケットです。さらに、ライディングジャケットしては相当珍しいオフホワイトといったこれまでにないカラーバリエーションなジャケットでした。

当時、たまたま行きつけのクシタニの店頭で見かけたものを衝動買いしてしまった逸品です。

次に、レギュレータージャケット。

レギュレータージャケットは2018年秋冬モデルからだったと思いますが、毎年カラーリング変更や若干の仕様変更を行いながら継続して販売されているモデルです。当時、革ジャンでパーカーって??思ったほどキメラ臭がするモデルでした。しかしながら、予想以上にパーカースタイルの革ジャンは受け入れられ、毎年発売される定番モデルとしての地位を確立していったモデルです。

ちなみに、レギュレーターライトジャケットも毎年春秋モデル発表時に新型モデルが発売されており、すっかり定番モデルとして定着したようです。

同じようなモデルではありますが、細かく見てみますと明らかにクシタニが意図すると思われる、両モデルの違いが見えてきます。

ざっくりと言ってしまえば、レギュレータージャケットは、オーソドックスな革ジャン。ただし、イメージはあくまでもカジュアル。テキスタイルでもライディングジャケットとしてすっかり定番化したパーカースタイルです。パーカースタイルのキモは何といってもそのカジュアルさです。ライディングジャケットとしてのメリットはおそらく全くと言ってよいほど無いと思います。そのカジュアルさを革ジャンに持ち込んだのですから、一にも二にも革ジャンとしての機能性やイメージと、カジュアルさの両立が最も成功したモデルだと思います。

では、レギュレーターライトジャケットはどのような立ち位置なのか?
私はクシタニ社員でも何でもないので、あくまでも私自身の考えなのですが、レギュレーターライトジャケットは初めから女性ユーザーをターゲットとしたのだと思います。その理由として
1 カラーリング。最初のモデルからしてオフホワイトを全面推し。ライディングジャケットでオフホワイトなんて普通はあり得ないと思います。汚れますし。一応ブラックモデルもありましたが、とにかくホワイトモデルが売れたとクシタニショップの店長がおっしゃってましたから。やはり女性ライダーをかなり意識したカラーだったと思います。
2 デザイン。全体のイメージとして、ライトの方が優しいイメージ。というのも、革部分が少ない。特に前面の下が革ではなく防風素材を使用したテキスタイル。それもかなり大胆に革と切り替えているデザイン。この部分だけ見ても硬派なイメージからソフトなイメージに変えることに成功しています。
3 とにかくタイト。今回購入したレギュレータージャケットはサイズ的にはライトと同じ表記のサイズです。しかしながら、明らかにレギュレータージャケットの方が大きい。というかライトの方が他のテキスタイル系ジャケットの同じ表記の物よりも明らかにタイト。タイトすぎます。ただし、胸周りはそんなにきつくはない。ということはウェストを絞ったサイズ感という事になります。もうわかりますよね?明らかに女性のバストサイズを意識した作りであるという事になります。

ということで、私の持っているレギュレーターライトジャケットはついに嫁専用に成り下がりました。そんなこともあって、2022モデルのレギュレータージャケットの購入となってしまったのでした。

おまけ

背中側のエアアウトレット

前面サイドファスナーの上側がエアインテーク、下半分がポケット。ファスナーは上下どちらからも上げ下げ可能なタイプ。

それと今年モデルからの大きな変更点。腕の部分の内側が皮革から防風テキスタイルに変わっています。皮革の面積が減っているのをコストダウンと採るか、あるいはストレッチ素材に変わったとして腕の自由度が上がったと捉えるか…微妙なところではあります。

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