クシタニ EX-1219 エクスプローラーネオジーンズ

クシタニ EX-1219 エクスプローラーネオジーンズ

3種類目のエクスプローラージーンズシリーズ、EX-1219 エクスプローラーネオジーンズを購入しました。以前このブログでも記載していますが、ツーリングでは最強と考えられるライディング用革パンですね。
現在でも、その人気は衰えることなく、いまだに入手困難、予約しても1年待ちが当たり前なんて話もいまだに聞きます。
クシタニオンラインではエクスプローラージーンズの商品紹介サイトでも、肝心のエクスプローラジーンズ本体は掲載されておらず、掲載されているのは専用洗剤と、再染色の申し込みのみ。もう異常ですよ。

いきつけのクシタニショップに行った時のこと、たまたま、自分に合うサイズのエクスプローラー「ネオ」ジーンズが残っており、後先考えず即購入。次のチャンスはもうないかも!と思い、思いっきり衝動買いしてしまいました。
そこの店舗では裾上げは本社送りになるとのことで、(他のクシタニプロショップではその場で裾上げしてくれる店舗もあります)店舗から工場に送ってもらい、本日出来上がり品を受け取ってきました。
ちなみにそこの店長は裾上げは思いっきり自信がないとのことで、失敗を恐れるあまり、直しは全て工場送りにしているとのことです。お茶目な店長ですわ。

で、エクスプローラージーンズ「無印」とネオはどこが違うの?

前側です。無印は一枚革で作られていますが、ネオは三枚でつないでいます。腰から膝まの太腿のところで一枚目、膝部分で二枚目、膝下から脛の部分で三枚目となっています。また、それぞれのパーツは全て一枚物。つまり二重になっているという事ではありません。ぱっと見だと膝部分が二重重ねとなっているようにも見えますが、二重重ねとなっているという事ではありません。

ただし、膝部分のパーツはドレーピング加工がされており、膝を曲げやすいシルエットとなっています。

また、商品サイトではテーパードとなっています。実際は確かに若干テーパードがかかっていますが、無印と比べてもそれほどテーパードとなっているようには感じません。しかしながら、実際に着用した感じでは、明らかにスリムフィットで、無印のようなダボっとした感じはありません。無印は結構ダボっとした感じで、ちょっと古めかしいシルエットになるんですよね。それがかなり解消されているようです。

実際の着用感は、バイクに乗っている限りでは、無印とネオとでは大きく変わりはないようです。ただ、ややスリムフィットであるため、無印よりもバイクとの一体感は得られやすいかも。ただ、もともとエクスプローラージーンズ自体がニーグリップし易い、滑りにくいという特徴があるため、一般的なデニムのジーンズやテキスタイルのカーゴパンツなどと比べれば上記の「ニーグリップし易い」「滑りにくい」という特徴はどちらの製品でも非常に感じやすいと思われます。

後ろ側は無印とネオで特に違いはありません。縫製のステッチも無印とネオとでは同じ色で仕上げられています。

この表面仕上げ状況!デニムと比べても違いが判りませんよね。この細かいディティール感がエクスプローラージーンズの良さなんだと思います。

裏地
無印エクスプローラージーンズと全く同じです。

膝パッドのポケットの作りも無印と同じです。ただし、無印と異なり、ネオにはソフトパッドが標準で付属します。

これですね。実はこのソフトパッドはジャケットの肩パッドと同じベンチレーションソフトパッドですね。従って、できればここはエクスプローラージーンズの標準オプションであるKフォームプロテクターに交換したいところです。というのも、この標準装備のソフトパッドは小ぶりなので、膝の位置合わせが人によっては合いにくいかもしれません。また、パッドを入れるポケットが大きいため、ややパッド自体の位置がズレやすいと思われます。ただ、Kフォームプロテクター自体が3,000円くらいしますので、とりあえずこのソフトパッドで運用してみるのもアリかなとは思います。どうしても位置が合わない、パッドが暴れるなどのネガな要素が出てきたら交換という方法でも良いとは思います。

もう一点。
前側が3枚の生地でつながっているという事での不安点なのですが、無印は前側が1枚物の生地でした。そのため、強力な撥水効果で雨天時のツーリングで全くの不安はありませんでした。実際昨年の夏休みツーリングでも4日間の雨中走行でもボタンホールからの浸水こそありましたが、それ以外の部分からの浸水は全くありませんでした。しかしながら、ネオの場合は前側が3枚の生地で繋がっているということは、当然3枚の生地を縫製で繋いでいるということになります。つまり、この縫製部分からの浸水がどうなのか?という点。こればっかりは実際に使って見てからでないと何とも言えません。
実は無印でも横の縫製部分からの浸水に不安はあったのですが、この部分からの浸水がなかったことがかなり驚きの結果だったということもあり、ネオに対してもかなり期待できるのではとひそかに思ったりしています。

これについては実際の運用後に改めて本ブログで公開しようと思います。

あと、ちょっと残念な件
今回購入した製品は、MADE IN JAPANでしたが、他のSNSでも話題となっているようで、最近のエクスプローラーシリーズは MADE IN VIETNAMが出回っています。これは贋作でもコピー品でも何でもなく、れっきとしたクシタニ正規品なのですが、今後は国産品はなくなるそうです。
理由として、前述のとおり、あまりにも人気過ぎて国内生産では間に合わないという事のようです。私自身は国内縫製に特にこだわりはありませんが、やはり国内工場でも職人不足という事のようで、品質は国産と何ら変わらないということですし、原皮は日本国内で製造したものを縫製する国へ送っているとのことです。当然クシタニ自身が検品を徹底するという事、また、現在ではテキスタイルジャケットは国内縫製はほぼありませんし、実際タグを確認すればわかりますが、ヴェトナム、ミャンマーがほとんどとなっているはず。よって特に製品自体には問題ないのですが、ただ一つだけ問題があるそうです。それは今後製品価格が1万円程度アップするということでした。原価アップという事もあるかもしれませんが、実は関税の問題とのこと。革製品には関税がかかるのです。それもそれなりな税率らしく、その点は今後ご注意くださいとショップの店長がおっしゃってました。
具体的にいつからとはおっしゃってはいませんでしたが、おそらく国産から完全に海外縫製に切り替わるタイミングで値上げということになりそうです。

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