
AMDの現行最新CPUであるRyzen7000シリーズ。発売開始が2022年9月終わりごろだったと思いますが、今回購入したRyzen 7 7700Xは当初約60,000円くらいで発売開始されました。
前モデルのRyzen 7 5800Xも発売開始時も確か約60,000円くらいだったと思います。
新モデルも発売開始から約半年が経過し、徐々に価格も下がっており、現在では約50,000円程普度まで下がってきています。
これまでのRyzenシリーズも大体最上位モデルで約110,000円程度、ミドルロークラスで約60,000円と大体同じような値付けがされていましたが、今回モデルである7000シリーズは前モデルまでとは大きく異なり、マザーボードのソケット形状の変更とDDR4メモリからDDR5メモリへの変更と、プラットフォームまるまるそっくりと変わっており、そのためマザーボードとメモリも入れ替える必要が出ました。従来のようにマザーボードのBIOS更新だけでCPUアップグレードができるという状況ではなくなり、足回り総入れ替えという状況となるためCPUだけの購入と言う訳にはいかなくなり、マザーボードとメモリも新たに買いなおす必要があるわけです。
しかも、マザーボードの価格帯も大幅に上昇しており、新マザーボードの発表時には、ミドルクラスで4~5万円、上位クラスだと平気で10万オーバーな価格帯の製品が多数発売され、、エントリークラスと言えども、3万円スタートといった500番台チップセット搭載製品の時代では思いもよらなかった状況となっていました。ちなみに、ASUSのミドルクラスであるTUF GAMINGシリーズだと、B550チップセット搭載の製品が20,000以下で購入できたのが、B650だといきなり40,000円超えというとんでもなく高価格帯へシフトしてしまいました。

そんなわけで、新型Ryzenの導入となると、CPU、マザーボード、メモリの交換だけで10万オーバー、ミドルクラス以上を狙うと、13万~15万くらいは必要という恐ろしい状況になっていました。
CPUの価格については、新型導入ということで、旧製品と同クラスの新製品でほぼ同じような価格帯となるため特に問題はないと思いますが、いかんせんマザーボードの価格が高すぎるということで、新型への移行を憚られる状況ではありました。そのため、AMDも価格改定やらインセンティブなどの見直しで、ここにきてようやく価格も下がり始めてきた、という状況になってきています。
特に、マザーボードとのセット割などを充実させることで、かなり割安に購入できる環境がそろってきまして、(それでも前モデルを新たに買うよりは全然高い)入れ替えを決意した、とい訳です。
ちなみに、今回購入したものは以下の通り
CPU:Ryzen 7 7700X 49,600円
M/B:ASUS TUF GAMING X670E-PLUS 47,350円
MEM:KINGSTONE FURY BEAST DDR5-5600 32GB 22,380円
と本来ならば、120,000円近い買い物だったのですが、マザーボードとCPUのセット割を利用して、マイナス15,900円の104,630円にて購入。
それでも100,000円超えとはなってしまうのが痛いところです。

一番変わったところである、socket部分。これまでのPGA(Pin Grid Array)からLGA(Land Grid Array)に変わっています。これまでのAMD製CPUの多くはPGAでしたが、今回からLGAに変更。これでいわゆる「スッポン」の危険が極めて少なくなりました。ただし、socket部分を乱暴に扱うと、マザー側に大きなダメージが加わります。

CPUを装着した状態。CPUの周りにカバーが被さるようになりました。そのため、スッポンの危険が減ったわけですね。
続く…