
クシタニ K-2404 ベクトルジャケットです。
これ、昨年モデル。今季2024年、ベクトルジャケットは発売されませんでしたので、昨年モデルを購入してきました。
これまでもベクトルジャケットは数モデル購入してきましたが、大変着やすいってことと、ライディングジャケットでの使い方以外でも結構使い勝手がよく、再度買ってしまいました。基本的なコンセプトは新規に発売された時から変わっておらず、色、デザインやサイズ感が若干変更となりながら数年間発売されてきましたが、今年でついにディスコンのようです。
ならば、最後のモデルとなりそうなので買ってしまおうというわけで、いつものプロショップの店長さんに頼み込んで流通在庫を取り寄せてもらいました。

若干肩回りの縫製が変わっているようですが、大きくは変わっていません。

縫製が変わったところ。スラッシュフジサンマークの上のところですね。

袖の部分。上下で生地のデザインが変わっています。目立たないところですが、芸が細かい。

肩の部分にワンポイントのアクセントカラーが入っています。よく見るとこの部分の縫製も若干変更が入っています。

一番変わったところがブレストパッドのベルクロ部分の生地。以前は明らかなPUっぽい生地で、何となく安っぽく感じていたところが良くなっています。

裏地等は特に変更なさそうです。
このベクトルジャケットっていうヤツの一番の特徴は、防風、透湿、撥水機能などのライディング用ウェアに求められるであろうところが全くないという点です。言ってしまえば、単なるジャージ生地のパーカーっていう位置づけ。ライディングウェアとしての機能はパッド類が取り付けられるという点のみ。
だが、それがいいんです。
春秋ジャケットやメッシュジャケットが使いづらい時期、つまり、梅雨入り前後と秋になる直前の時期、気温で言えば、22~23℃~30℃までが適正な使用時期。30℃では停車時が暑いかもしれませんが、走行時は30℃くらいまでなら何とかなりますし、20℃ではやや寒く感じるかもしれません。
それよりもパッドを抜いた使い方であれば、普段使いが大変はかどります。ジャージのパーカーとしてみれば生地自体はやや厚めなので、春、秋の普段着のアウターとして使うと非常に使いやすいのです。
来年以降復活するかはわかりませんが、以前、同様コンセプト…防風、透湿、撥水機能一切なし…なレイジャケット後期型もありましたから、形を変えて復活するかもしれませんので、今後の製品に期待しましょう。