
昨年(2024年)11月に発売されたRyzen7 9800X3D、購入してきました。
発売直後からほぼすべてのショップで売り切れ状態。今現在(2025年3月13日)でもほとんど状況は変わっておらず、見つけたら即買いするレベルのCPUです。
昨年の11月の発売日では86,800円で発売されましたが、その後の円安傾向と次回入荷の目途が立たないとかで、現在では93,800円まで値上げされています。しかし、ライバルのINTELのCoreUltraが盛大にコケてしまい、ゲーミングCPUとしてはRyzen7 9800X3Dがほぼ一人勝ち状態です。しかも転売ヤーにも目をつけられているようで、楽天やAmazonなどでも時折見かけるモノはほぼ100,000円超えで販売されており、だいたい105,000円くらいから中古品が見つかります。
さすがに100,000円を超えてくると、9800X3DではなくRyzen9シリーズへ行ったほうが良くね?となります。
そんなさなかに、たまたま行ったパソコン工房秋葉原店に入荷しており、一瞬目を疑いましたが、ショップ店員のいがりー氏に、「9800X3Dって在庫あるんですか?」と問うたところ、「私も久しぶりに現物見ましたよ~」とかおっしゃるじゃありませんか!
こりゃ即買いだろってことで、買ってきました。
ちなみにグラフィックボードはもっとひどい状態でGeForce系はRTX4060Ti以上は全滅、かろうじてRTX4060が少々、あとは30系(しかも3050とか)や16系とGTX710とか化石かよと思われるものしかありませんでした。Radeonは多少マシではありましたが、RX90系が発売直後から売り切れ後免状態。ブランドにこだわらなければRX7800XTや7900XTはまだ在庫が多少あるっぽいです。あとはRX7600、RX6600くらいで、ミドルからハイエンドまでのグラボが壊滅でした。
話は9800X3Dに戻って…

スペックは…
アーキテクチャ | Zen 5 |
製造プロセス | CCD=4nm、IOD=6nm |
チップレット構成 | 1×CCD + IOD |
CPUコア数 | 8 |
CPUスレッド数 | 16 |
L2キャッシュ | 8MB |
L3キャッシュ | 96MB |
ベースクロック | 4.7GHz |
最大ブーストクロック | 5.2GHz |
iGPU | Radeon Graphics |
GPUコア数 | 2 |
GPUクロック | 2,200MHz |
対応メモリ | DDR5-5600 |
PCI Express | PCIe 5.0 x28 |
TDP | 120W |
PPT | 162W |
TjMax | 95℃ |
対応ソケット | Socket AM5 |

96MBという大容量L3キャッシュを持っています。これのおかげでゲーム最強とも言えるCPUとなっています。

まずは、既存のRyzen7 9700Xを取り外します。

短い間でしたが、お役目お疲れさん。おそらくコイツはサブマシンに移設となる予定。

9700Xは今でも現役バリバリで使えるCPUではあります。
で、9800X3Dを取り付けます。

左、9700Xのパッケージ。右、9800X3Dのパッケージ。いずれも国内正規品です。代理店シールも張られていますし。

ソケットに取り付けた状態。
まずは、ベンチと言うことで、FF14 黄金のレガシーベンチマーク

スコアが4500くらい上がりました。
ちなみにcinebench R23のスコアはスクショは撮っていませんが、9700Xとほぼ同じ。
これは、ブーストクロックが9700Xが5.5GHzまでに対して、9800X3Dは5.2GHzまでとなっているためだと思われます。やはり、ゲーム以外の性能は9700Xとそこまで大きな差は出ないようです。